「派手」な演出でゲストを盛り上げたライブのような結婚式
WEDDING DATA
- GROOMK.M.さん (28)
- BRIDEH.A.さん (25)
- DATE2024年6月15日
- GUEST63名
- BANQUET暁雲
- STYLEチャペル 人前式
同じ会社で働く同僚だったMさん、Aさん。共通の趣味であるゲームを通して意気投合し、お付き合いがスタートしました。交際当初より結婚に向けてお付き合いをなさっており、スムーズにお話が進んでいったとか。
結婚式場を探す中でこだわったことは2つ。Mさんの希望であった “カレーバイト” ができること。もうひとつは、Aさんが「どうしてもやりたかった」と熱望した、ムービングライトやミラーボールなどを使った派手な演出ができる会場でした。
「ハウスウエディングの式場などは、窓が大きく明るい空間が多く、照明での演出には不向きでした。でも、ホテルオークラ京都の会場では理想の照明ができる! バブル時代のような派手なことがしたいと思い、この会場で結婚式を挙げることを決めました」とAさん。
挙式は厳かにと考えていたおふたり。Aさんは大学で声楽を専攻していたことから、迎賓時から聖歌隊に入ってもらうなど、音楽にあふれるプランニングをされました。「人前式でしたが、教会式で行われている “Gratitude to the Family” という両親に握手で感謝を伝えるセレモニーを取り入れました。また、生演奏をお願いしていたので、挙式の結びに祝福の歌を歌っていただきました」。
挙式が厳かでクラシカルな雰囲気だったのに対し、披露宴はゲストに楽しんでもらうために派手&盛り上がり必至のイベントをたくさん用意されました。
まずは、主賓挨拶と乾杯の発声を行われた恩師を筆頭に、Aさんも交えたフラッシュモブを実施。客席からパフォーマーが次々と現れ、最後はAさんが登場。会場に設けられたサブステージでヴェルディの椿姫より「乾杯の歌」を披露。「地元の友人たちは、開いた口がふさがらないといった感じで(笑)。とても驚いていました」。また、Mさんが「やってみたかった」という “カレーバイト” は、2段ケーキのように積み上げたご飯におふたりでカレーを合いがけ。ファーストバイトをカレーで行いました。「見た目がどうなるのか心配でしたが、盛り付けも美しく、非常にキレイな形のカレーバイトになりました。それだけでなく、味がとっても美味しかったんです。ホテルでいただけるカレーだけあり、さすがの一言でした」。
披露宴で最も盛り上がりを見せたのが、お色直し後の再入場。Aさんは、今、大人気の競走馬を擬人化したゲームのコスプレをして、キャラクターらが行うライブを完全コピー。本家のライブ映像を参考にしたムービングライトやミラーボールを使った演出で会場を盛り上げました。壮大でクオリティーの高いパフォーマンスにゲストはもうノリノリ。会場みんなでペンライトを振る様子は、本物のアイドルのライブさながらだったとか。また、曲の途中ではわずか40秒でコスプレから赤いドレスへの早着替えもあり、結婚式の余興を超えた演出に「友人は、『すごい結婚式だった』と口々に言ってくれましたが、これは普通じゃないからね、私の好きなことをしただけだからって伝えていたくらい」とAさんは笑います。
人前式でのウエディングドレス、お色直し後のドレス、コスプレの衣裳、全てをAさんのお母様が手作りされました。声楽を専攻していたAさんの舞台衣裳を手がけていたお母様が今回の晴れ舞台でも大活躍されました。「母のドレスは、美しいのはもちろん、機能性が素晴らしいんです。既製品にも見劣りしない最高のドレスになりました」とAさん。また、Mさんは新婦のためにブーケを生花で手作りされました。ホテルスタッフからの提案で当日に新郎から新婦へブーケをプレゼントするイベントが行われました。「かわいいブーケで感動し、アフターブーケをお願いしました」
披露宴のクライマックス、新郎謝辞の前に両家のご家族からサプライズメッセージが。実は、披露宴中に新郎のお母様から「新郎の父の挨拶の後に両家父母、新郎兄より、新郎・新婦に向けてお祝いメッセージを伝えたい」とお話がありました。キャプテン、司会、音響スタッフとも内容をすぐに共有し、お時間を作りました。新婦のお手紙の後、アンサーのように語られるお時間は家族の愛が伝わる素晴らしい時間となりました。
Mさん、Aさんからは「ホテルスタッフのみなさんの対応に本当に感動しました」との嬉しいお声をいただきました。Aさんは「妊娠中のゲストには、お肉の焼き加減を個別で対応してくださったそうです。また、ゲストが欲しているであろうものを、こちらが何も言わずとも用意してくださるなど、細やかにおもてなしいただきました。ゲストから『こんなことがあった』と聞くたびに、嬉しく温かい気持ちになりました」とおふたり。「当日までも、当日も私たちに関わってくださった全ての方が最良の笑顔で、私たち以上に私たちのこだわりを大切にして進行してくださっていることが伝わってきました。ここで式を挙げてよかったと、心から思います」。
【おふたりからのメッセージ】常に私たちの味方になって、一緒に進めてくださいました。音響や会場配置など、私たちが希望したものが難しい場合も「できない」と言うのではなく、「こうだったらできますよ」と、新たな提案をしてくれる姿勢に何度も助けられました。私たちがポロッと言ったことを汲み取っていただき、それを形にしてくださったことに心から感謝しています。
結婚式の前日には、持ち込みの引菓子に熨斗を貼ったり、プチギフトを梱包したり。その時間に、これまで打ち合わせでは話していなかった普段の生活のことや仕事のこと、家族のことなどをたくさんお話しました。前日とは思えないくらい穏やかな時間で、「もう終わってしまうのか」と寂しい気持ちに。この方にお願いできてよかったと、つくづく感じた瞬間でした。